潟上のアーバー

秋田県潟上市のとある住宅地。
庭先に駐車スペースをつくる計画。

既存の庭への光と風を遮らぬよう、空間の輪郭だけをつくった。
空に線を描くように、フレームのみで空間を定義し、立ち上がる境界をきわめてゆるいものにしようと考えた。
外側の細い線はスチールでつくり、モッコウバラやクレマチスなどを這わせて、庭を彩る。
内側の太い線は積雪1mに耐えうる、木製の頑丈な骨組みに透明な屋根をかけ、雨雪を防ぐ。

フレームのみにすることで、その場の使い方もゆるくなる。
たとえば穏やかな天気の日はテーブルや椅子を出してきて、ガーデニングの合間に近所の人とお話したり。

ここでは“ 建物” ではなく、そのような庭先の“ 環境” をつくりたいと考えた。