■潟上のアーバーUP

PROJECTページに、新しく完成したプロジェクト「潟上のアーバー」をUPしました。

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アーバーガレージ05

当初の依頼は、冬期の雪かきの負担を軽減するため、庭先に車庫をつくりたいというものでした。

敷地を見に行くと、ちょうどバラがたくさん花をつけ、にぎやかな庭の光景がありました。

小さな庭ながら、バラの他にも30種類ほどの植物が多種多様に植えられていて。

 

ここに依頼通りのいわゆる「車庫」を建ててしまうと、光が遮られ、風通しが悪くなり、庭が今より悪い環境になってしまうのではないかと思いました。

 

そこで、空に線を描くように、フレームのみで空間をつくり、立ち上がる境界をきわめてゆるいものにしようと考えました。

外側の細い線はスチールでつくり、モッコウバラやクレマチスなどを這わせて、庭を彩ります。

内側の太い線は積雪1mに耐えられる、木製の頑丈な骨組みに透明な屋根をかけ雨雪を防ぎます。

 

空間の境界がゆるくなると、その場の使い方もゆるくなります。

たとえば穏やかな天気の日はテーブルや椅子を出してきて、ガーデニングの合間に近所の人とお話したり。

 

ここでは“建物”ではなく、そんな庭先の“環境”をつくりたかったのです。

(*アーバー[arbor]:パーゴラ、あずまや)

 

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